「ブレイザウェイ」
B-MOVIE No2

弾丸の嵐を裂け。アルバトロス発!バレットバイオレンス登場!!!
と、仰々しいコピー。して、その中身は・・・はい、いつもの通りです。
 
先ず、私がこの作品を知ったのは、とあるDVD紹介雑誌だが、目に付くのは、やはりパッケージ。このパッケージには、セクシーな女が、カッコいいポーズを取っておりますが、実際には、女の後ろに”押井 守”ケルベロスに登場するような、プロテクトギアを装着した敵が、描かれていて、これがまたカッコ良い。いや、良すぎるのです。しかし・・・
ま、言いたい事は沢山あるが、この辺でストーリーを・・・
 
主人公
「サム・スチュワート」は、優秀な元FBI訓練生。父を裏切ったFBIに嫌気が差し、現在は知り合いの探偵の助手をしている。しかし、その仕事中、偶然手に入れた品物が、ロシアンマフィア「フェデロフ」が狙うアメリカ国防省の機密データだった事から、彼女はフェデロフとの戦いの渦に巻き込まれていく!と、いった感じ。
全くもって、観るべき所の無いストーリーである。
が、ここで注目しなければならないのは、このような情報が、劇中ほとんど語られることは無く、パッケージ裏のあらすじ紹介を読まなければ、判らないと、言う事である。しかし、判らなくとも全く問題が無い・・・と言うか、判ろうが、判らなろうが、下らない事には変わりがないのだ。
 
さて、突っ込み所満載のこの作品。バレットバイオレンスと、銘打っている所から、凄まじいガン・ファイトを期待させるが、それはそれは
ヘッポコな銃撃戦が繰り広げられます。個人的には、Vシネマ的な銃撃戦ではないかと、直感。敵も味方も兎に角撃ちまくっているだけ。しかし、シーンの繋ぎが悪いせいか、どれも迫力無さすぎ!
その敵と言うのも、パッケージにあるようなプロクテクトギアは一切身に付けず、目だし帽の安っぽいテロリストのような感じ。ハッキリ言って
訴え物ですが、そのヘッポコ振り(格好も、間抜けな作戦も)は、私好みである。
 
もう一つ気になるのは、主人公の使う奇妙な体術。これも、カット割りが上手ければ、爽快なアクションだろうに、どれを取っても不完全燃焼・・・やりたい事は判るだけに苦しい・・・
 
と、どこを取っても
「駄目だこりゃ」なこの作品。唯一のサービスカットは冒頭の主人公の下着姿くらいか?まだ新しい作品ですのでレンタル屋さんにあるかも知れません。パッケージに騙されて観て見るのも良いでしょう。いや、騙された人は多いに違いない!B級好きは、判って騙されるべし!(04/08)
さて、記念すべき1作目は、勝手な分類で、プチエンジェル系「スピット・ファイア」です!
 
内容は、世界を股にかけるスパイのが、核ミサイルの爆破コードに関する陰謀に巻き込まれ、敵のスパイ達と大立ち回りを演じると、いった他愛も無いもの。では、これの何所が私のB級魂を、捕らえたのか?
 
先ず、主人公を演じているのが、元体操選手と、いう謳い文句。名前は忘れたが、そこそこカワイイ(ちょっと勝気な感じ)。これは、ストーリーと連動していて、劇中も得意の体操技(?)で、悪党をキリキリ舞(この表現が一番適当だろう。観てみれば判ります)させるのだ。それに絡んで、予想通りの
ヘナチョコアクション。主人公の妙な掛け声(格闘ゲームの、ロリキャラが出してるみたい)は、一気に気分が盛り下がり。(しかし、同時に微笑ましくもある)
 
もう一つ、プチエンジェルらしく、主人公の水着姿が拝めます。少し前に、体操選手のヌードが話題になったが、そういった物が好きな人は、観てみても良いだろう。ただし、色気はありません。スポーツ選手らしく爽やかな色気です。
 
そして、これが1番の理由ですが、それは、オープニングです。どう考えてもスパイ絡みだと思うが、某殺しのライセンスシリーズのオープニングを髣髴させます。音楽に合わせ、美(少)女が肢体をくねらせるのだが、この女の娘が実に
カワイイ!ちなみに2人出てくるが、どちらも本編とは無関係です。(この辺りが1番の理由です)近所のレンタル屋で見かけたら、観てみては如何だろうか?オープニングを観るだけでも、結構良いものだと、思います。
 
最後に補足だが、タイトルの「スピット・ファイア」は、向こうのスラングか何かで、「じゃじゃ馬」とか
「お転婆」やらの意味らしい。劇中一度だけそのようなセリフが出てきます。(03/11)
「スピット・ファイア」
さて、このコラムの目的は、私が観たB級映画のレビュー(と、いうか、作品に対するツッコミ)です。
 
これから始まる戯言を読まれて、B級モノにハマって頂ければ幸いです。また、こんなB級を知ってるぞ!これはB級だぞ!と、いう作品がありましたら、是非!お知らせ願います。合言葉は、
「世の中はB級でまわっている!」
すばらしき!B級映画
B-MOVIE No1