画廊「竜騎士」
<モノクロ作品>

●使用画材:ケント紙・シャープペンシル(HB)・丸ペン(Zebra)・製図用インク・墨汁・筆ペン・薄墨・水彩色鉛筆(STAEDTLER)・スクリーントーン
・Photoshop

この作品群は、漫画制作の延長線上にある作品で、もっとも古い作品群となります。漫画製作時のイメージボードの様な感じで描いた作品や、単純に練習として描いた作品が多くあります。
ここでは、私「竜騎士」のイラスト作品をご覧頂けます。それなりに長く描いて来ていますので、ある程度カテゴライズして紹介致します。
<水彩色鉛筆作品>

●使用画材:ケント紙・シャープペンシル(HB)・丸ペン(Zebra)・製図用インク・墨汁・筆ペン・水彩色鉛筆(主にFABER-CASTELL)・スクリーントーン・Photoshop

モノクロ作品でワンポイントとして使用していた水彩色鉛筆をメインに使用した作品群です。
肌色が「オレンジメイン」と「ピンクメイン」の時期がありますが、使用する色鉛筆の違いと思われます。初期の頃は専門学校時代に教材として買わされたモノを使っていましたが、後に「FABER-CASTELL」にシフトして行きました。
重ね塗りや混ぜながらの塗りが楽しく、暫くこの体制で描き続けました。かなり面白い画材だと思います。

*コスチュームにマーカーを使った作品もありますが、肌色をマーカーで塗った作品からマーカー作品と分類します。
<マーカー作品>

●使用画材:ケント紙・シャープペンシル(HB)・丸ペン(Zebra)・製図用インク・墨汁・筆ペン・水彩色鉛筆・スクリーントーン・マーカー(主にDELETER NEOPIKO−2)・Photoshop

水彩色鉛筆の塗りは確かに楽しかったのですが、色を重ねていくと濁ってくる=発色が悪くなる、という問題もありました。特に肌色の発色の悪さが気になりだし、何とかしようと手を出した画材がマーカーです。慣れるまでは乾燥の速さ(=ムラになる)が気になり、とにかく早く塗る!という強迫観念で塗っていました。慣れてくると、このムラを利用して影を作ったり出来るようになりましたが・・・
さて、マーカー作品も枚数を重ねて気になってきたのが、色数の少なさです。これは、もっと塗りを極めて行けば問題ないのかもしれませんが、微妙な色加減は色鉛筆に頼っていましたし、同色のグラデーションもハッキリとしません。(これはアナログ作品をスキャナで撮り込んでいたのでスキャナの問題だったかもしれない)段々とアナログ→デジタルという変換作業が気になり始めました。
<デジタル作品>

●使用画材:(ケント紙・シャープペンシル)・ペンタブレット(intuos)・CLIP STUDIO・Photoshop

アナログモノクロ時代から段階を踏んでようやく時代に追いつきました(笑)。取りあえず現時点で文句の無い作画環境です。アナログで描いてきた変な意地があり、中々デジタルに踏み切れなかったので、最初はアナログで描いた下書きをスキャナで取り込みペン入れ以降をデジタル、という流れでやっていました。しかし、これも変換作業が面倒になり、4作目からは完全デジタルに移行しました。
デジタル作業は慣れるまで時間が掛かる、と思っていましたがすんなり慣れました。これはアナログ経験値のお陰と思っています。
デジタル作業の恩恵としては、下書き時消しゴムのカスが出ない・ペン入れの後消しゴムかけ(これ結構疲れるんです)が無い・絵具が乾かない・修正が楽等があります。個人的には修正が楽ってのが一番大きいです。反転作業が確実でデッサンも良くなってきてる・・・ハズですし。
文句は無いと描きましたが、敢えて上げるならば作画に時間が掛かる様になった事です。まぁ、これは慣れの問題でしょうが、アナログの様にアバウトな塗りや描き込みが出来なくなった事はある意味プレッシャーです。