話数 タイトル 感想
ライダー3号 
その名はV3!
ゲル・ショッカーが倒れ、平和を取り戻した世界。しかし、首領が最後の力を結集し作り上げた新たな組織「デストロン」が暗躍を始めた。組織の怪人を目撃した風見志郎は、デストロンにより父・母・妹を殺され、自らもダブルライダーを助け重傷を負う。ダブルライダーは志郎に改造手術を施し仮面ライダーV3を誕生させた。
両親の復習に燃える風見志郎は、デストロンの送り込んだ怪人
「ハサミジャガー」を倒すが、ダブルライダーはもう一人の怪人「カメバズーカ」と共に海の彼方へ消えた・・・

1号・2号がしれっと登場して世界が繋がっている続編である事をアピール。リアルタイムで当時の熱狂は知らないが、この演出は子供達を狂喜させたのではなかろうか?
この頃のライダーは画面が暗く、ホントに怪人が怖い。暗闇のハサミジャガーの怖さはハンパ無いです。
1回の放送に怪人が2体登場する事も恐らく当時は画期的だったと思われます。

今観直すと、V3のマスクがちょっと汚い。造形が悪いではなくホントに物理的に泥まみれ。何かの本で今のライダーや戦隊のマスクは本当に扱いが丁寧らしい。マスクってもう一つの顔だから当然だと思い込んでいたので、このV3のマスクには驚きを隠せない。とはいえ、当時は全くそんな事を思っていなかったわけだが・・・
ダブルライダーの遺言状
死刑台のV3 デストロンは、怪人「テレビバエ」の催眠電波で人類を操り東京を壊滅させる作戦を進めていた。同時にテレビバエとV3の戦闘データから、V3抹殺用の怪人「イカファイアー」を作り出した。イカファイアーに苦戦するV3。そして、棺に入れられたまま3000度の高熱で焼かれてしまう。その時、V3の秘められた力が!?

1・2話に続き前後編。V3に備わる26の秘密の存在が明らかになる。が、正直
どうでも良い秘密だ。それより、4話冒頭で棺桶の中から脱出したV3が名乗る場所が、火葬場の煙突の上。スッゲー高い!この度胸は素晴らしい!
今回登場する怪人「テレビバエ」はスゴく覚えている怪人。フォルムとして忘れられない強烈さがある。V3はそんな怪人が多い。
V3の26の秘密!?
機関銃を持ったヘビ人間! 原子力に変わるエネルギー理論を発見した博士は、資料のまとめを助手に命じた。デストロンはその理論を奪う為、怪人「マシンガンスネーク」を送り込む。一度は重傷を負う風見志郎だが、藤兵衛と純子の治療で復活。見事マシンガンスネークを倒した。しかし、そこに新たな怪人「ハンマークラゲ」が現れた! 新エネルギーの秘密を解読する為、助手を拷問する「ハンマークラゲ」。首領の命により助手の子供が狙われる。強烈なパワーを持つ怪人ハンマークラゲに苦戦するV3。果たして、V3は怪人を倒し、助手家族を救えるのか?

何といっても怪人「マシンガンスネーク」が
カッコイイ!そして、頑なに純子を拒絶する風見志郎。判り易い男だ。怪人登場時明かりが消えるという演出は、初代(1号)の頃の怪奇路線がまだ続いているのか、という感じで今観ても十分怖い。ただ、演出自体悪くは無いが、子供の頃のトラウマが蘇る・・・
6話はシームレスに5話から続く回。相変わらずイカした怪人が出てくる。そして、怪人たちと戦う舞台が工事現場の足場とか資材の上とか凝っている。話とは全く関係無いが、純子は結構な
ミニスカだ。
ハンマークラゲ出現!
放て、V3の必殺わざ!!
ライダーV3怒りの特訓 人工心臓を開発し、死者を蘇生させる事に成功したカワイ博士。その技術を狙い、デストロンが怪人「ナイフアルマジロ」を送り込む。ナイフアルマジロに敗れたV3は、特訓で身に付けた(っていうか偶然判った)スプリング筋肉であっさりナイフアルマジロを倒し、さらわれたカワイ博士と家族を助ける為、自ら囮となりデストロンを誘き寄せる。デストロンは新怪人「ノコギリトカゲ」を送り込み、風見志郎を処刑しようとするが、反撃を受け博士達は無事救出される。

作戦が前回と全く同じというデストロン。送り出した怪人は「ナイフアルマジロ」。意外に強く、必殺のローリングアタックでV3を敗る。敗れたV3はおやっさんと共に特訓を始めるのだが、何でいきなりスポコンなのか?・・・まぁ、時代だったんだろうな。特訓中にナイフアルマジロが乱入し、V3に危機が迫り以下次回に続く。良い引きである。

ノコギリトカゲの人間態が女性というのが珍しい。が、肝心の武器があっさり破壊され敗れる体たらく。「あっさり殺しては面白くない」というセリフを吐き死亡フラグが立っていただけの事はある・・・

にしても、少年ライダー隊はいつの間に認知される様になっていたのだろうか?知らない内に隊員が増えている様な気がするし・・・
危うしV3!迫る電気ノコギリの恐怖
デストロン地獄部隊とは何か!? デストロンは有名モトクロスレーサーを誘拐し、レーサー地獄部隊を組織した。更に新たな怪人「レンズアリ」は、純子とシゲルを誘拐し、「カミソリヒトデ」と共にV3を追い詰める。危うし、V3!

ツッコミ所満載の回。先ず、レーサー地獄部隊、殆ど活躍しません!改造液を注射されるとデストロンに忠誠を誓ってしまうのだが、還元液がありそれを飲むと元に戻る・・・何の為に造ったんだよ。

怪人レンズアリのキャラクターがスゴく立ってる。自己紹介が
「全世界に名を轟かせた、レンズアリ!」(笑)。失敗を繰り返して首領に発破掛けられ焦ったり、人間っぽい。と、思ったら、後編で人間態が出現。それは妖しげな館に住むあからさまに妖しい「せむし男」!この姿は今じゃ放送できないのではないか?
後編では少年ライダー隊が大活躍。そして、またしてもどうでも良く
都合の良いV3「26の秘密」が明らかに!
あ、カミソリヒトデは印象薄過ぎて出てこなくても良かったです・・・
10 ダブル・タイフーンの秘密
11 悪魔の爪がV3をねらう!! 海洋生物学者ナカハラ博士が造り出した新怪人「ピッケルシャーク」。首領はピッケルシャークにデストロンの秘密を知った博士を殺すよう指示。一方純子の前に謎の男が現れ純子を尾け回す。男は偶然志郎の変身を目撃し純子に事実を告げる。動揺する純子だが、そこに新たな怪人「ドリルモグラ」が現れ純子は拉致されてしまう。

V3怪人の中でもかなり好きなデザインである「ピッケルシャーク」が登場。そのV3との戦いの舞台にも注目。海上を走る小型モーターボートでの戦いから海中のシーンがあり、流石サメモデル怪人と思わせる。ただ、必殺技のピッケルフラッシュってのが良く判らない。ピッケルに光を反射させてるだけでV3は悶絶・・・何だコレ?

もう一人の怪人「ドリルモグラ」は純子を付け回す謎のストーカーが拉致られて改造された姿。怪人になっても純子を追い回し結婚を迫る筋金入りのストーカーだ。こいつはいきなり登場したが、改造されてから黒田という名前が判った・・・構成が滅茶苦茶だ。

この回に限らないが、怪人が2体登場しても、殆ど共闘しないし、後編で前編メインの怪人があっさり倒されるので2体怪人を出す事の意味が薄い。
12 純子が怪人の花嫁に!?
13 恐怖の大幹部ドクトル・ゲー!? イノシシ男の伝説が残る牙ヶ岳を調査に訪れたV3に「ジシャク・イノシシ」が襲い掛かる。強力な磁力で電子頭脳を狂わされたV3は、逆タイフーンで何とかピンチを切り抜ける。しかし、逆タイフーンの影響で3時間は変身出来なくなってしまった。そこへ襲い掛かるジシャクイノシシ。志郎はV3に変身出来るのか?

この回より、タイトルに登場する新幹部
「ドクトルG」が登場するが、最後の最後だ。というのも、今回のジシャクイノシシの作戦の目的は、ドクトルGが日本に上陸する為の時間稼ぎだったからだ。その為か、ジシャクイノシシの最後は自滅(突進をかわされて崖から転落死)という情けないモノ。

最後にGの
「仮面ラ〜イダ〜V3」を聞いて次回に続くが、最初からこの口調だったんだ、と感心。
14 ダブルライダー秘密のかたみ 志郎は、国際警察のジョージカマモトから1号・2号が残した、V3の弱点に関する情報を聞いた。情報のある秩父方面へ向かう志郎と藤兵衛。しかし、情報を傍受したドクトルGは怪人「ガマボイラー」を差し向けた。死闘の末ガマボイラーを倒すV3だが、寸前にガマボイラーの体液を浴びせられる。ガマボイラーの体液にはV3の力を奪う効力があった。弱るV3の前にドクトルGが現れ、V3を谷底へと叩き落とした!

またしても秀逸なデザインの怪人「ガマボイラー」が登場。子供の頃に見て強烈に覚えている名前とデザインである。ただ、能力自体は低く、あっさり敗北。しかし、切り札の体液攻撃がV3を苦しめた。仕組みは判らないがV3の力を奪う能力・・・ん?これがあれば、わざわざV3の弱点を見つける必要ないのでは?
●1973年放送の仮面ライダーシリーズ

●主要人物
「風見志郎」 仮面ライダーV3。仮面ライダー1号こと「本郷 猛」の後輩。
「立花 藤兵衛」 志郎を援護する。スポーツ用品店店主が仮の姿。
「珠 純子」 志郎と同じくデストロンに命を狙われる女性。志郎をサポートする。

●敵
ゲル・ショッカー首領が組織した秘密結社
「デストロン」
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