1986年放送のメタルヒーロー

ワーラー帝国に故郷のクリン星を滅ぼされたスピルバンとダイアナが、降り立った地球をラーラー帝国の魔の手から守る為に闘う!
結晶せよ!スピルバン!ダイアナ!

●主要メンバー
「スピルバン」 地球名「城 洋介」。幼い頃、ダイアナと共にクリン星から脱出させられた青年。
「ダイアナ」 スピルバンと共に闘う女性戦士。
「ヘレン」 スピルバンの姉。ワーラー帝国に囚われている。

●敵
守護神ワーラーを頂点とする悪の組織「ワーラー帝国」
守護神ワーラーは綺麗な真水でしか生きる事が出来ない為、水の豊富な地球に狙いを定めた。巫女である女王パンドラを長とする戦闘部隊を持つ。


●個人的見所
この作品を一言で言い表すならば
「けしからん作品」である。
というのも、作中に登場する2人のヒロイン「ダイアナ」「ヘレン」のコスチュームが
超ミニスカで、2人が登場する回でパンチラが無い事の方が珍しい位なのだ(笑)
幾ら
見せパンとはいえ、これだけ頻繁に発生するとコスチュームのデザインに、ある種悪意を感じずにはいられない。当時は現在の様に情報が氾濫していなかっただけに、この作品を観た子供達に結構な衝撃を与えた事は想像に難くない。
当の私は、リアルタイムでは観ていなかったので、後付けの印象や増大したスケベ心の為この様な感想になってしまうのかもしれないが、
全く持ってけしからん!(笑)という他ない作品である。

ストーリー的には特に目を惹く物は無い。宇宙刑事の流れを汲む変身で悪と戦ってゆく内容。特筆すべきは初の
女性変身ヒロインが登場する事である。補助的な役割ではあるが、2人協力の必殺技が多用されたり、エネルギーを分け合ったりと2人ならではのギミックは面白い演出だ。
更に後半には、スピルバンの姉「ヘレン」も変身し、2名の変身ヒロイン体制となる。

ちなみに、ヘレンは途中まで敵のワーラー帝国に囚われ、あまつさえ改造され「ヘルバイラ」としてスピルバンと戦っていた。一時帝国から抜け出し身を隠すが、そのままの超ミニスカ姿で保母さんやゴルフキャディをしているというシュールな身の隠し方は、当時のスタッフのギャグとしか思えない・・・

また、密かに登場メカニックの「ジェットガイオス」がカッコイイ。Xウイングタイプの戦闘機だが、翼を展開するギミックがSF的で良い。登場回数が少ないのが惜しい所だ。

時空戦士 スピルバン
全話視聴を終えて・・・

個人的見所以外の感想が出てこない・・・つまり
パンチラに始りパンチラにに終わる作品である。
当時の子供達はこの作品を観て、エロスに目覚めただろうか?それとも気にしなかったのだろうか?良く考えれば、中学生ならばまだしも、ガキンチョにはリアル女性に対する性的興奮は皆無であろう。(マセガキ除く)しかし、メタルヒーローシリーズは対象年齢が中学生まで広がっていたはず。となれば、このパンチラの嵐がトラウマになった野郎も居るに違いない。その中に、
闘う女のパンチラ(エロス)という特殊なフェチに目覚めたヤツも居るだろう。
そういう意味で
全く持ってけしからん作品であり、罪深い作品である。

<了>