作品解説

２０ページ作品。初コンテは９９年１０月。
当初のタイトルは「魚人の村」だった。

「生態系」をテーマに、帰化動物の脅威を描いている。小さい頃はマンガの中から知識（正しいかどうかはともかく）を得る事が多かったような気がする。この作品でも、そんな気持ちを込めて描いている。

作中の「魚人」は小学生の頃に見た「世界のＵＭＡ」みたいな本に載っていた「人魚」の写真がモチーフとなっている。波打ち際に横たわるその人魚は、上半身が魚・下半身が人間という恐ろしくバランスの悪い容貌だった。確か逆人魚とか呼ばれていたような気がする。
この姿がトラウマとなり、頭にこびり付いていた。

投稿したのは「ヤングチャンピオン」だったのでお色気をメインに打ち出しているが、それは建前で全くの自分の趣味。とにかく、女の娘が主人公のマンガが描きたかったのだ。
怪物と女の娘は自分の中で基本的な「描きたいモノ」だ。

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